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中小・一般部会 2018年度「中小・一般部会」活動方針

2017年7月29日

Ⅰ. はじめに

 2018年度の中小・一般部会は、昨年に引き続き「連帯」と「共助」の精神を念頭においた取り組みを部会一丸となって進めてまいります。

 私たちの部会は、約150の単組で構成されています。そこには多種多様な産業の労働組合が集まっており、一つの産業政策を推し進めていく、というようなわけにはなかなかいきません。それぞれの労使関係を構築しながら、部会として個々をサポートしていくというような取り組みを考えていく必要があります。それは、部会に属しているほとんどの構成組織が、普段の業務を抱えながら日々の組合活動を行い、それぞれが特徴ある千差万別の中小・零細規模の労働組合だからです。そんななか私たちに求められていることは、個々の力を結集させ連帯する団結力(組織力)です。また、仲間を大切にする思いやりや社会的な弱者を見過ごさない正義感も必要です。労働組合の原点である「連帯」と「共助」の精神は、いつの時代でも私たちに最も求められているキーワードであると考えられます。

 そのためにも、中小・一般部会として構成組織がそれらを意識付け出来るような具体的な活動を行ってまいります。それは、昨年行った様々な取り組みを地道に継続、展開し、そして発展させるような取り組みです。構成組織や担当者の努力の成果である今まで蓄積されてきた数々のデータは、まさに私たち部会の宝であると考えられます。その大切な材料に丁寧に手を施しながら調理していくことが今年度は求められています。少し抽象的ではありますが、中小・一般部会として、それぞれの構成組織にあった個々のレシピを考え、それぞれが好むような料理を提供していくことが出来るような活動を展開していきたいと考えています。過去に執行部が中心となって企画してきた研修会、情報交換会などをますます向上させて、構成組織のニーズに応えるような取り組みを行ってまいります。そのためにも部会の組織力を尚一層向上させ、一枚岩となって活動を展開していけるように構成組織に発信してまいります。

 急速に「働き方改革」というキーワードがマスコミを賑わしております。私たちは、様々なところにアンテナを張り巡らし、正しい知識と判断を兼ね備えながら情報を発信していかなければなりません。そのためにも、ここ数年で構築されてきた多方面とのパイプを活用し、議論を重ねながら、情報共有していくことが必要です。具体的には、部会として学者や政治家、中小企業の経営者との意見交換やネットワークの構築を目指した活動を展開していきます。また、困っている人を見つけたら率先して手を差し伸べる勇気と行動力が私たちには必要です。それも単に組合員だけにではなく、非正規労働者・再雇用者などの社員はもとより、関連企業先・購買先・協力業者などに働いている人たちや地域社会に暮らしている方々など、いわゆるステークホルダー全体に目を行き届かせ、視野を広く持った取り組みが必要です。私たちは、そのような全ての方たちを意識した取り組みを部会全体で展開してまいります。

 私たち中小・一般部会は、日頃からの活動をとおし、部会本体と各構成組織のコミュニケーション力を高め、構成組織ごとの良好な労使関係の構築を目指します。私たちは労働組合の存在感を高めて組織力を強めていくことが、中小・一般部会の掲げている目標である「組織体制の強化」につながっていくものであると考えます。

 私たち労働組合が果たす役割、それは組織力を背景として社会的発言力を強めることにあります。それらの声を集約し社会に反映させ、働く人たちに安心・安全・安定をもたらす機能を発揮することを中小・一般部会として目指していきます。

 私たち中小・一般部会は、個々の力や思いを一つに結集し「助け合いの精神」を常に念頭におきながら、2018年度の活動を進めてまいります。

 

Ⅱ. 活動の重点

(1)良好な労使関係構築への体制強化

構成組織が良好な労使関係が構築できる様、部会として支援し、コミュニケーション力の充実を図っていきます。

(2)格差是正、底上げ・底支えの展開

各構成組織の細部にわたるところまで焦点を当て、「格差是正」「底上げ・底支え」の取り組みを進めてまいります。

(3)2018春季生活闘争へ向けた戦略的な方策づくり

2018春季生活闘争へ向け全ての構成組織がベースアップ・賃上げを堂々と掲げることが出来るような活動を進めてまいります。

 

Ⅲ. 具体的な取り組み

(1)組織拡大の取り組み

① 部会として、組織拡大を最重要課題と位置づけ、効率的な対策を図っていきます。部会のターゲットリストを構築し、それに沿ったアプローチを展開していきます。特に昨年度、部会執行役員が主体となって進めてきた組織拡大プロジェクトを更に推し進めていきます。

② JEC連合の組織拡大方針、並びに「1000万連合」実現に向けて、現状の中小・一般部会の構成を把握し、組織体制の整備を行います。特に今年度は、構成組織の「ショップ制調査」を実施し、その調査を基にそれぞれに合わせた対策を講じながら組織拡大に取り組みます。また、機関会議等にて計画的かつ具体的な組織化の戦略・戦術を検討し、情報の共有化を図ります。情報があった場合には、JEC連合組織局と連携し具体的な取り組みを検討します。

③組織脱退に歯止めをかけるため、機関会議にて検討し、構成組織調査をベースに担当者が個々の構成組織とのコミュニケーションを図ります。その際に、抱える問題点を抽出し、その具体的な対応策を執行部で検討します。

④「実態調査」を参考にパートタイム労働者・契約労働者・雇用延長者・再雇用者に焦点を当てた組織化に取り組みます。また、無期転換ルールの変更に伴う組織拡大を行い、構成組織の関連企業の情報を集約します。

(2)組織支援・強化の取り組み

①コミュニケーション力を高めるため、構成組織調査を基に各構成組織の取り組みを把握し、連携ができる様、普段から連絡体制が密にとれるような部会体制を整えます。また、構成組織の定期大会、機関会議、学習会等には可能な限り部会役員が参加し、情報把握に努めます。

②中小・一般部会の構成組織の地域をブロックに分け、それぞれに担当者を決め、各地域において構成組織どうしの連携がとれるような体制と日頃の労働相談などが出来るような体制の整備を進めます。

③雇用確保の取り組みに関して、構成組織に事前協議制の積極的な導入、会社との協定化、労使懇談会・労使経営協議会の定期的な開催を促します。また、構成組織において雇用問題が発生した場合、迅速に情報を把握し部会本部として対策を講じます。

④2017年度のセミナー・情報交換会のアンケートをもとに、構成組織のニーズにあった部会主催のセミナー・研修会・情報交換会を開催します。また、過去2年行ってきた「書記長情報交換会」を会議形式にし、春季生活闘争の方針策定や労働条件向上のための協議を行います。

⑤JEC連合方針に沿って、ワーク・ライフ・バランス、男女共同参画推進計画の取り組みを進めます。また、女性の組合内での立場・仕事上の立場等の状況把握に努め、代表者会議などを利用して講演会を実施します。

⑥タイムリーな情報を構成組織に届けるため、機関紙(中小・一般部会通信)を発行します。また、JEC連合ホームページなどを活用し部会内の情報提供に努めます。

(3)総合労働条件の取り組み

①JEC連合方針に基づき2018春季生活闘争に取り組み、連合・産別の春闘方針を各構成組織にわかり易い説明と周知徹底を行います。また、社会情勢、部会の構成組織の情勢に合わせ「補強方針」を検討、提案します。その際、部会独自の春闘調査を行い、構成組織個々の春闘情勢、進捗状況を把握します。また、「各人別賃金実態調査」を行い賃金実態を把握するとともに、部会としての到達目標と最低目標を設定し、賃金水準到達闘争を深化させます。

②2018春季生活闘争に関係する構成組織の各種行事(労使懇談会、春闘オルグ、企業訪問等)に部会の執行役員が参加します。その際、単組役員はもちろんのこと、組合員、企業側にも会い、部会の補強方針の説明を行います。

③春闘前段の2018年1月に「代表者会議・春闘討論集会」を開催し、部会補強方針を決定し、部会全体の意思統一を図り共闘意識をもった春季生活闘争の展開を目指します。また、2017年11月に前年の春闘にて主だった取り組みを行った構成組織を選定した「春闘事例発表情報交換会」を行い、2018年4月に各構成組織の春闘進捗状況、情報交換を兼ねて「春闘情報交換会」を開催します。

④過去に行った「パート労働者実態調査」を活用し要求に反映させ非正規の処遇改善に取り組みます。また、最低規制に目を向け、その具体的な強化策を提案します。

 (4)政策制度要求と政治活動の取り組み

①中小企業庁、連合中小労働局、その他中小企業関連団体などとの交流を積極的に行い、中小企業に関する情報などを取り入れ、迅速な情報提供及び適切な対応が取れるように努めます。また、学者や政治家などからも専門的な情報を取り入れ、構成組織に発信してまいります。

②JEC連合の方針に基づき政策制度要求、平和行動(沖縄・広島平和集会等)、社会貢献活動、福祉活動、環境問題、人権問題などに積極的に取り組み、それらの会合への参加を呼び掛けます。

③政治活動(選挙活動等)の取り組みに関し、「中小・一般政治連盟」との協力体制を密に取り、法律に沿った政治活動を展開していきます。執行部を中心とした政治学習会を行いスキルアップを目指します。また、選挙の際には連合方針に基づき推薦候補を中心に支援し、構成組織に対する情報を迅速に行い、当選に向けた協力を要請します。

(5)その他の取り組み

①共済運動を推進し、構成組織においての学習会・説明会の開催をJEC連合福祉共済組合と連携し進めていきます。また、全労済と連携し具体的な商品説明会等の企画をします。

②大規模な自然災害や予期せぬ事態などが起こった場合は、JEC連合が行う支援策に積極的に参加し、出来る限りの体制を整え対応します。

以 上

★中小・一般部会2018年度主要活動計画★

単組代表者会議

年2回1月・6月

活動報告・活動方針・会計全般役員選出・春闘補強方針

執行委員会

年11回(毎月1回)8月〜翌年6月

報告事項・協議事項・予定確認

三役会議

年11回(毎月1回)8月〜翌年6月

執行委員会の前段に開催執行三役による事項確認・協議

二役会議

年4回7月・10月・1月・4月

部会取り組み内容の確認スケジュール調整

部会セミナー

年2回9月・2月

構成組織の要望に合せたセミナー・研修会

情報交換会

年2回11月・4月

2017春季生活闘争の情報交換(反省と課題)2018春季生活闘争の情報交換(情報の共有化)

春闘討論集会

年1回1月

2018春季生活闘争をテーマとした討論集会

書記長会議

年1回10月

部会活動等の説明・調査等の協議・方針の協議

政治学習会

年1回12月

部会役員を中心とした政治に関する学習会

関連団体との懇話会

年1回3月

中小に特化した関連団体との意見交換会