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化学部会 2016年度「化学部会」活動方針

2015年8月1日

Ⅰ.はじめに

 2015年度は中期ビジョン最終ステージの始まりの1年でもあり、私たち化学部会は中期ビジョンで掲げる“目指す姿”=「JEC連合に集う良さが感じられ、仲間が一丸となって、社会に役立つ力強い組織を目指して取り組む」の実現に向けて活動を展開してきました。
 来る2016年度においては、以下のような思いをもって化学部会としてさらに力強い活動を展開していきたいと思います。

 

 2015年3月期の化学産業における企業業績を俯瞰して見れば、総じて好調に推移した1年でした。最近の東証株価を見ても、化学業界は総合化学を中心に他産業に対して株価の上昇傾向が顕著であり、それだけ産業としての市場からの期待が高まっているといえます。これは会社環境が変化する中で、各企業が事業転換や生産性向上への取り組みを進めてきた結果なのだろうと思います。しかし、一方では原材料費や電力代の高騰等により、経営環境が一層厳しくなっている企業も散見されています。化学部会としては、熾烈なグローバル競争の中でイコールフッティングを求める税制要望や、電力高騰により深刻な経営環境におかれている中小・零細企業の現況を踏まえたエネルギー政策の提言など、JEC連合としての政策提言活動に対して、より主体性をもった取り組みを展開していきます。

 

 2015春闘は予想通りに昨年以上の「労働組合への賃上げ期待」を負う中で、化学部会の構成単組には粘り強い交渉を展開して頂きました。4月末時点での各労組より報告頂いた集計では、昨年を大きく上回る結果となっています。労組の主張を効果的に会社に伝える工夫等を試みるなど、一歩ずつですが新たな取り組みを加えながら連帯して取り組めたと思っています。2016年度についても増収増益を計画している企業が多く、持続的な賃上げを有効に実現していくためにも、労働組合として「生産性向上への取り組み(より一層価値を生み出す働き方や職場改善の提言活動など)」をしっかりと進めることが重要だと思います。皆さまには化学部会の活動を積極的に活用して頂きたいと思いますし、執行部も各組織の支援の一助となるような企画を考え取り組んでいきます。

 

 昨年は「派遣法の見直し」、「ホワイトカラーエグゼンプション」、「解雇の金銭解決」といった労働者に直接関わる労働法制の論議が際立った1年でした。今国会でも「派遣法の見直し法案」が早々に提起されました。連合はすでに見解を打ち出し、統一行動など労働界としてのアクションは行っていますが、見直し内容の目的と手法の合理性、労働者に与える影響、世界の動向などについて、“私たち労働者一人ひとりが自ら考え、結論をもって主体的に行動する”ことが何より重要だと思います。各単組内での教宣等、継続的な取り組みを進めていきましょう。

 

 昨年IGBCE(ドイツの化学産別)との交流会が開催されました。ドイツの産別では「国家の成長には製造業の成長が不可欠である」という確固たる信念がありました(そして、それをリードするのが化学・医薬産業なのだと)。日本も同様に、私たちの化学産業は日本の製造業や各産業が更なる成長を遂げるために、様々な素材や製品をソリューションとして提案・提供し続ける重要な役割を担っています。そのためには「誰もが働きたいと思う職場や会社にしていかねばならない」、そのことを労働組合はしっかりと自覚せねばならないのだと思います。今日も安全な一日だったことに感謝する上長がいる、身近に“ありがとう”がある職場や仲間である、ということが一人ひとりの働きがいの原点であるのではないでしょうか。

この1年、化学部会の活動を通して構成単組の活動や皆様ご自身が、今までよりも少しでも成長感や充実感が感じられる1年にしていきたいと思います。よろしくお願いします。

 

 

 

Ⅱ.運動の基調と進め方

1.運動の基調

「単組支援」「産業政策」「組織拡大」を基調に中期ビジョンを踏まえつつ活動を進めます。

 

2.目的と進め方

①単組支援は、単組が主体的に行う様々な活動の中で生じる課題・問題に対し、その解決に向けた取り組みを支援することを目的に活動を行います。

業種別グループ活動や各企業労連・労協グループ等との連携強化。地方研修会の開催や単組訪問活動を実施し、個別単組支援の継続と登録組合間の連携強化を図ります。また、必要に応じてJEC総研や組織政策局と連携し対応します。

②産業政策は、化学産業の持続的な発展とそこに働くものの生活・雇用の安定を目指すことを目的に活動を行います。

化学総連、JEC総研、インダストリオールJAF・化学委員会と連携し取り組みます。

③組織拡大は、化学産業で働く者の意見をより大きく結集することを目的に活動を行います。

組織政策局・各業種別部会・各単組・各地連と連携し取り組みます。

 

Ⅲ.具体的な活動

1.単組支援の取り組み

1)各グループ活動との連携強化について

(1) 業種別グループ活動

・引き続き、基礎素材、機能化学品、農薬肥料、無機中間体、油脂食品、窯業カーボンの6グループを設置します。

    ・各グループが自主的に活動し、部会は担当執行委員を置きその活動をサポートします。

    ・主な活動は、それぞれの業種特有の諸課題の共有や、会社・労組の諸制度等の情報交換を中心に行い、グループ内のニーズに沿って学習会等についても行います。

    ※業種に拘らないオープン参加を歓迎します。

(2) 各企業労連・労協グループ等との連携強化

    ・会議ではJEC連合や化学部会の取り組みの報告・説明、また、労働条件の情報交換を行い、連携強化を図ります。

2)単組書記長会議について

    ・部会の諸活動に対する単組ニーズの把握や意見・要望等の意見反映の場、単組書記長間の情報交換や交流の場と位置づけ、年2回開催します。

3)地方研修会について

    ・単組間の情報交換や学習会を行います。

    ・年1回、「全ての単組・支部」を対象とし開催します。

4)単組訪問活動について

    ・部会の各種会合に参加出来ない単組を主に単組訪問活動(オルグ)を行います。

  5)その他

    ・単組からの各種相談窓口としての機能強化の為にJEC組織政策局・総務財政局と連携して対応します。